地球温暖化はしているのか
「地球温暖化」という言葉は、テレビでもネットでも日々聞く単語であり学校の授業でも教えられるほど常識となっている。しかし近年地球温暖化はしていないという説も上げられている。
そこで今回具体的なデータを用いて考えたいと思う。
まず世界の過去100年の平均気温は以下となっている。
ごらんの通り地球の平均気温は100年前と比べると約1℃ではあるが上昇していることが分かる。
また日本の過去100年の平均気温は以下である。
ごらんの通り日本の平均気温は100年前と比べると約1.5℃ではあるが上昇していることが分かる。
また日本の最高気温の記録と最低気温の記録は以下である。
最高気温は最近の記録が並んでいるが、最低気温は昔の記録が並んでいることが分かる。寒暖差が大きくなったと言われるかもしれないそれなら最近最低気温も最近更新していないとおかしい。このことからも温暖化していると言えるのではないか。
皆さんも最近の猛暑は記憶に新しいのではないか、特に過去最高気温を更新した2018年は各地で40℃越えが多発し、2018年はエアコン出荷が過去最高を記録した。つまりみんなが今までの暑さに耐えきれなくなったという表れである。
https://kadenbiz.com/2019/06/03/air-conditioner-shipments-in-fiscal-2018/
今後は2100年には2001年比で最大4.8℃上昇するとも言われている。
www.jccca.org 4.8℃上昇するということは、夏の猛暑は日中45℃越えまで行く可能性がある。夜でも35℃までしか下がらず、エアコンなしではまず生きていくのは不可能な状態までなる可能性もある。
実際にここまで上昇するのかは100年後になってみたいと分からない。しかし唯一言えることは地球は温暖化していることは事実である。
この事実は少し調べれば分かることであるが、なぜでは温暖化していないという声が上がっているのか。それは「地球温暖化の原因は人為的でない」「過去の地球と比べればもっと寒い時期はあった」という声である。しかしよく考えてほしい、これらは温暖化を否定するのとは的外れである。人為的でなければ温暖化は問題ないのか?そうではない。過去100年よりもはるか昔の気温と比較して意味あるのか?今の高度文明の人類がいたわけでもないのに。
温暖化が問題になっているのは、私たちの生活に影響がでるからである。事実、前述で述べた猛暑、それに伴う生態系の変化、海面上昇による沈没により被害がでている。
つまり温暖化に対して私たちが生活していくために対策をとることは必要不可欠なのである。