世の中を分析したいよ

世の中のあらゆることについて、作者が勝手に分析したことを箇条書きで書くだけのプログです

これからYou Tubeでヒットするには

 YouTubeサービス開始から14年、当初の動画はやってみた系、ゲーム実況、アニメ、映画、商品紹介等の所謂大衆向けの動画が大半をしめていた。しかし現在はサッカー、野球、スキー等の各スポーツから魚をさばく、昆虫を観察するなどかなりニッチなことを専門として取り組んでいるYoutuberもでてきている。

 一見受けなさそうと思える内容であるが、昆虫を観察することを主体にしている「おーちゃんねる」は登録者数42万人、魚をさばくことを主体にしている「きまぐれクック」は登録者数281万人と大衆から大きな支持を得ている。

www.youtube.com

www.youtube.com

 これからYoutuberを目指そうとするが、大衆向けの内容だけでは困難である。なぜなら他の人がすでにやっているため、見る層も同じことを見せられても困るからだ。過去にやったこと「100%」をそのまま同じことを「100%」再現しても何も面白くない。

 ではどうすればいいかといえば、前述に述べたニッチな分野からのアプローチである。例えば魚は知っている。しかし魚といっても世界中に2万5千種類いる。(魚類 - Wikipedia)その中でも食用は257種類もいる。おさかな 私たちが普段食べている魚など10種類にも満たないのではないか。この魚について知っている「既知」のことと、魚の詳しい種類、生体を知らない「未知」のことが両方あることが重要なのである。例えば深海魚は誰でも聞いたことはあるだろう。しかしその形態は?というと知らない見たこともない。もしさばいたらどうなるかと考えると興味を持つのである。

 そして一番重要なのが視聴者がどうなっちゃうのかと自発的に考えることだ。ダメな例を上げると「釣りをしました」だけではダメである。なぜなら視聴者は魚が見れる程度にしか思わなく、魚はすでに知ってるからいいやとなってしまう。例えばこれを「釣った深海魚を食べてみました」とどうだろう。

「魚は知っている、食べるということも知っている。しかし深海魚を食べたことはない。どうなるのか?」

 と自発的に思考が働き興味を持ってくれるのだ。この中で既知なのは「魚」「食べる」未知なのが「深海魚」である。だから「深海魚を紹介する」だけでは興味を持たれない、なぜなら未知だけだからだ。人は未知のみであると興味を持たないため、必ず既知であることを絡ませることが必要である。

 つまりこの未知と既知を融合していけるのがニッチ市場なのである。このニッチ市場の未知な部分を人々に興味を引かせるためのスパイスとなるのだ。