世の中を分析したいよ

世の中のあらゆることについて、作者が勝手に分析したことを箇条書きで書くだけのプログです

3Dプリンター

 3Dプリンタによって、個人でも樹脂造形ができるようになった。今までの樹脂造形の方法は金型に樹脂を流し込んで硬化させて作るものであった。しかし金型は大量生産するのは単価を抑えることができるが、数が少ない場合は単価が莫大な費用となってしまう。特に試作品を作る段階は詳細の形状が決まっていないため、金型を作りたくない。 それを解決したのが3Dプリンタである。3Dプリンタは3DCADなどの3Dデータがあれば金型を作らずに樹脂造形をすることができる。価格は数万円~購入でき、価格帯で成型品のできに差がでてくるものの、個人でも購入できるレベルである。

 

     

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 3Dプリンタは一般的に積層造形法という方法により樹脂造形をしている。簡単に言えば、2次元断面を何層も重ねたものである。

主に以下のような種類がある。

光造形法

 光硬化樹脂を紫外線レーザーや類似の光源で1層ずつ硬化する

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末法

 素材粉末を層状に敷き詰め、高出力のレーザービームや(導電性の素材では)放電などで直接焼結(粉末焼結式積層法)したり[20][21]、インクジェット方式でバインダを添加して固めたりする(粉末固着式積層法)

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熱溶解積層法(FDM法)

 熱可塑性樹脂を高温で溶かし積層させることで立体形状を作成する造形法。

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シート積層法

 シートを積層させ、形状を作る造型法

インクジェット法

 液化した材料またはバインダを噴射して積層させ、形状を作る造形法

3Dプリンター - Wikipedia

  

 以上の通り、個人で結構精巧な樹脂造形ができることが分かっただろう。これによって一人で全部できることがメリットしてある。本来3DCAD等でモデルを作成したら、金型を作らなければならないが、金型を作るのは個人では不可能に近い、ただ3Dプリンタさえあれば、設計から製造まで一通りできてしまうため、個人で物を製造し販売することが可能であろう。

 ただ課題となるのは単価である。大量生産するとなると、金型を作ったほうが単価は低くなる。そのため、個人としてやっていくのであれば希少価値の高いオリジナルのものが向いている。つまり機械などに使われる部品ではなく、芸術的なもの例えばフィギュアなどに焦点を当てた方がいいのではないか。