人間の寿命はどこまで延びるのか
日本の平均寿命は年々伸びている。1947年は男性50歳、女性54歳だったが、2016年には男性81歳、女性87歳となり、今後も更に寿命は延び、2065年には男性85歳、女性91歳と予測されている。
【図解・社会】日本人の平均寿命推移(2017年7月):時事ドットコム
グラフでも見てかわるように年々延び率は減少している。それは人間の寿命に限界があるからだ。現在人間の寿命は120歳といわれている。
寿命の限界となる原因は細胞分裂の限界があるためだ。これをヘイフリック限界という。私たちの細胞は日々古いものから新しいものへと生まれ変わっているが、これができなくとなると寿命を迎えてしまう。人間の細胞分裂は50回といわれている。ちなみに世界の最高齢はジャンヌ・カルマンの122年164日が最長である。
理論上は平均寿命が120歳まで延びることが可能であるが現実ではそうはいかない。120歳を迎えるためには、病気が起因で亡くならず、毎日健康に過ごす必要がある。しかもただ健康であるだけではだめだ。
一見健康に見える人でも実年齢と肉体年齢はそれぞれ違う。この差により寿命で亡くなった人でも年齢が大きく分れるのだ。肉体年齢が老化する原因は以下の3つであると言われている。それぞれの詳細については以下のURLを参照願いたい。
・酸化作用-活性酵素・フリーラジカルの攻撃によって「さびる」
・内分泌の変化ーホルモン分泌の減少によって「しぼむ」
・精神的弱体化ープラス思考を失って「風化する」
人間の寿命は、実は120歳 - 日本シティージャーナル|NCJ
つまり毎日の生活習慣により寿命が削られているのだ。しかし逆に言えば毎日の生活習慣を見直すことで肉体年齢の老化を衰退させ、肉体年齢を実年齢にほぼ近づけることも可能というわけだ。
健康に意識を向け毎日の生活習慣を改善することで寿命は確実に伸びていく。これからの社会は以下の記事でも述べたように労働時間が減る。つまり他のことに時間を使う余裕が増えると考えられる。その一つに健康であろう。冒頭の図で示したように今後も寿命は延び続けていくのは確実である。